「愛餐会」って、教会以外のところではあまり聞かれない言葉ですね。でも、実は多くの教会で使われている言葉です。簡単に言うと、教会の食事会。イエスが人々と食事を一緒にしながら関係を築き、メッセージを語って行った姿にならって、教会でも、いろんな場面で食事を一緒にすることを大切にしています。教会によっては、毎週礼拝後に、食事の準備の担当に当たった方が準備して、一食5ドルとか10ドルを集めて食事をするというところもありますが、私たちの教会では年2回、イースターとサンクスギビング、年に2回、持ち寄りで教会全体の愛餐会を持っています。

イースターは、イエスの復活をお祝いする日、そして、サンクスギビングは一年の歩みを感謝する日。サンクスギビングデーは木曜日なので、その直前の日曜日にサンクスギビングの礼拝をささげて、愛餐会をしています。礼拝堂で一緒に心からの礼拝をささげた後、地下のジムで愛餐会のスタート。ターキーやハム、フライドチキン、コーンブレッドやマッシュポテトなど、アメリカの定番の料理のまわりに、炊き込みご飯や鶏の唐揚げ、ポテトサラダやそばサラダ、おいなりさんやキムチや中華ちまき、そしてデザートの数々。美味しい食事に自然と会話が弾みます。
ごちそうをいただきながらの歓談も楽しいですが、全体でのゲームがこの愛餐会の一つのハイライト。企画担当の方が頭をひねって準備したゲームに、子どもも大人も一緒になって、真剣に取り組みます。これには「熱くなりすぎないで~」との声も。また、年によっては、イースターやサンクスギビングにちなんだプログラムが準備されることもあります。去年のサンクスギビングには「今、感謝したい人、もの、場所」など具体的に挙げていって、最後はそれをつなげてチェーンを作りました。挙げていくとたくさんの感謝すべきことがあるものですね。私たちの日々の小さな感謝も、このようにチェーンのように繋がって広がっていくのだと思わされました。
そして、最後に牧師の聖書からのお話とお祈り。心も体も満たされて、新しく出発します。
今年も11月23日の日曜日にサンクスギビングの礼拝と愛餐会を持ちます。礼拝が1時半から、愛餐会がその後、3時半から。是非礼拝からおいでいただきたいですが、「どうしても間に合わないから・・・」と諦めないで、愛餐会だけでも。皆さんを心からお待ちしています!


教会学校には様々なスタイルがありますが、小学生以下のグループではこの時間を“礼拝”と位置付け、大人の礼拝と同じように、お祈りで始め、賛美をささげ、献金をし、それから聖書のお話という構成にしています。聖書のお話を年齢相応にするため、小学校3年生以下を下級科、4~6年生を上級科とさらに2つのグループに分けています。






