2020年4月号<牧師室より>「復活の力をいただいて」

新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大で、3月の初めから教会の集まりもみんなオンラインやビデオになりました。その後、必要な買い物以外は外に出るな、仕事も勉強も家から、と家の中に缶詰になって、しばらく経ちます。みなさん、守られていますか? 4月もこの状況が続きそうです。今、医療現場で最前線に立って尽力しておられる方々のために、また行政をはじめ各分野のリーダーの働きのためにも、祈っていきましょう。

しかし、街では、木々が芽吹いて、花が咲いて春の訪れを告げています。4月12日にはイエスの復活をお祝いするイースターを迎えます。今年はいつものような教会でのJOY JOYイースターも、イースターの礼拝と持ち寄りの食事会もできませんが、それでも、イースターはイエスの復活をお祝いする大切な日なのです。

「あなたがたは、なぜ生きた方を死人の中にたずねているのか。そのかたは、ここにはおられない。よみがえられたのだ。」ルカ24:5

これはイースターの朝、イエスのからだに油を塗ろうと思って墓に来た人々に天使が告げた言葉です。イースターのメッセージは、「主イエスは生きておられる」ということです。イエスは今も生きておられます。私たちと共にいてくださいます。困難の中でも、闘いの中でも、私たちと共にいてくださるのです。

私たちはこのような状態がいつまで続くのか、と思います。早く平常に戻って欲しい、いつ戻るのだろうか?と思いながら過ごしています。5月か、6月か、夏までには・・・と思います。そうしたら、あれもできる、これもできる、もうしばらくの辛抱だ、そのように願います。しかし、この今も生きておられる主イエスを信じる時に、私たちは困難の只中で、闘いの只中で、しかし、それに縛られず、それに支配されず、上を向いて、今与えられ使命に生きながら、希望と勇気をもって歩んでいくことができるのです。

神を信じたら、自分の会社は潰れないとか、他の人が感染しても自分までは来ないとか、症状も重症化しないですぐに収まるとか、そういうことではありません。同じように苦難の中を通ります。同じように困難の中で途方に暮れます。しかし、その中でも、私たちと共にいてくださるイエスの力を頂いて、イエスを復活させた神の力をいただいて、歩んでいくことができるのです。

「 わたしたちは、四方から患難を受けても窮しない。途方にくれても行き詰まらない。 迫害に会っても見捨てられない。倒されても滅びない。 いつもイエスの死をこの身に負うている。それはまた、イエスのいのちが、この身に現れるためである。」(2コリント4:8-10)

今年のイースター、私たちすべての者達にとって、特別なイースターとなりますように!

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