「私が初めてニュージャージー日本語キリスト教会に…」

私が初めてニュージャージー日本語キリスト教会に来たのは、90年代の初めでした。私は以前からhi-b.a.を通して宣教師として日本に行きたいと思っていました。その頃は、そのためにはBergenfieldにあったhi-b.a.の本部でインターンをするというのが唯一の道でした。東海岸で生活をしたことがなかった私は、ただ、ビリー・ジョエルの歌に出てくるから、という理由だけでHackensackに引越してきました。Linden Streetの私のアパートのそば日本語教会があるよ、という話を聞いて、ある日曜日にその教会を訪問しました。神様はJCCNJの人々を用いて、若かった私を育ててくださいました。たくさんのいい思い出があります。特にその頃の中高生との思い出は特別です。
また、5月にもう一度訪問することができ、この教会を通して、何年間も励ましとサポートを与えてさってきた神様の真実をもう一度感じることができました。ああ、わたしたち家族はJCCNJからどれほど多くの愛を受けてきたことでしょうか。
hi-b.a.のことを初めて聞いたのは、高校生の時。何人かの友達が国際hi-b.a.の集会に誘ってくれたけれど、私にはそれが何なのか見当もつきませんでした。「そこでどんなことしてるの?」と聞くと、友達は「歌ったり、一緒に祈ったり、聖書を読んだりして、互いに交わりを持つんだよ。」と教えてくれました。私は、その友達を疑問あり気に見つめながら言いました。「僕がそんな所に行きたがると思う!?」
当時、私は自称クリスチャンでしたが、イエス様の弟子になりたいという興味や情熱を持ったことはありませんでした。事実、友達が本当に自分の意志でそんな集会に行っている、ということを信じることができなかったのです。私は、キリスト教とは大人が信じるもので、子供たちに強制する、そんなものだと思っていました。すると友達が、集会の後で美味しいデザートが出ると言ったので、私は行くことにしました。
初めてのhi-b.a.集会で私が見たのは、驚くべきものでした。同世代の人達が、喜んで祈り、分かち合いをし、自分の聖書を開き、メッセージを聞き、話し合い、交わりを持ち、さらには自分の個人的なデボーションから学んだ、ということさえ話していたのです。信じられませんでした。私はすぐに、自分にはないもの―つまり、イエス様との生きた関係を、彼らが持っているということに気付きました。
その後、hi-b.a.に毎週出席をし、キャンプに行き、Let’s Be Friendsに参加するようになると、聖霊が今まで経験したことのない方法で、私の中で働き始めました。神様が、イエス様のために生きるという強い願いを与えてくださったので、私は学校で証しし始めました。
大学時代、私は初めてアーバナ宣教大会に参加し、神様が私に宣教師になることを示されていると感じました。もし高校の友達がhi-b.a.に誘ってくれなければ、自分は霊的にどこへ行っていただろうと思いました。また、hi-b.a.スタッフが私にイエス様のことを分かち合うために時間をとってくれたように、成熟したクリスチャンのサポートに触れる機会がない日本の高校生たちのことを考えさせられました。そうして私は、日本の高校生たちに福音を届けるために神様に用いられたいと思い、hi-b.a.の働きに加わりました。
神様が私を愛し、イエス様を与えてくださったことを本当に嬉しく思い、日本での主の働きのために、神様が私の様な者を用いて下さるという事実に、謙ることを覚えさせられています。そしてその事を、hi-b.a.において仕える為の、とても大きな特権だと考えています。
必要なサポートがそれまでに与えられれば、7月の末までには日本に行きたいと思います。わたしたち家族全員、日本に帰ることを楽しみにしています。しかし、日本に着いた時には、わたしたちは多くの変化に直面しなければなりません。わたしたちは新しい地に引っ越すことになっています。ですから、子どもたちは新しい学校に通うことになります。私自身もSEND Japanのディレクターという新しい仕事をすることになっており、前とは違うオフィスに通います。あらゆる方法でhi-b.a.の働きに関わっていきますが、今まで私がしてきたことの責任はほとんど、もう一人の方に引き継ぎます。そして、私自身はほとんどの時間をSENDのリーダーシップチームと過ごすことになります。

わたしたちが今祈っていることはSENDの人材やリソースを、東北の人々の心のケアと、その地の復興のために用いていこうということです。今もSENDの宣教師たちは東京から被災地を訪問して、全力を尽くして働いています。しかし、わたしたちはもっともっと多くのマンパワー、財力、知恵、能力を必要としています。私の希望は、わたしたちが強められ、日本の外からもたくさんのボランティアやチームを受け入れることができ、彼らに、祈り、仕え、福音の希望によって人々の人生が再建させられていくための助けをしていただくことです。どうか、日本の復興のために助けに来ること、ぜひ、考えてみてください。

主が、全ての栄光を受けますように。

月報2011年6月号より

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