この夏、私は今年からMessiah College の一年生になる生徒たちのために行われたbackpacking trip に参加しました。そのプログラムは ”EXODUS” 神様が守ってくださると約束された土地に行くために荒野の中を旅をする、と言う聖書の「出エジプト記」と同じテーマのものでした。10日間完全に文明から離れ、シャワーもトイレもない中、毎日 森のど真ん中でcampsite を作り、重い荷物を背負いながらハイクをし、神様が私たちに与えてくれた素晴らしい自然の中で leadership trainingを受けながらお互いのfellowshipを深めることが目的でした。でも本当は行く直前まで、こんなの本当にできるかな? と悩み、キャンセルするつもりでした。でもディレクターの人と話し、『絶対良い経験になるから来なよ!』と励まされ、結局行くことに決めました。でもその時はどのようにして神様がこの旅を私にやり遂げさせてくださるか全く分かりませんでした。

初日は一日中準備をして、ペンシルバニア州にある大学から3時間ほど離れた森の中に行き、美しい星の下で寝ることが出来ました。二日目からハイキングが始まり、5-6マイルのコースを歩いた後、毎晩違う場所に寝ました。思っていたキャンピングとは全く違い、何もない森の中に入り、生徒たちで寝れそうな場所を選ばなければなりませんでした。ビニールのシーツとロープ四本でテントらしき物の作り方を学んだりしました。また食料は、熊が来ないよう高い木に吊るさなければなりませんでした。そして、毎晩バイブルスタディの時間がありました。その中で、私達人間は、神様が創造されたこの大自然の“管理人”としての役目を神様からまかされていることを学びました。はじめ、森での生活は、食べ物も残り物を出してはいけないので全部食べてしまわなくてはいけないとか、使ったトイレットペーパーも持ち帰らなくてはいけないとか、なんて厳しいんだろうと思いましたが、神様が作られた自然を守り育てるためには、やらなければならないことだとわかりました。

そして、毎日変わりばんこで生徒二人がペアーになり、 “leaders of the day” (L.O.D.) となりました。その二人だけに時計と地図が与えられ、「今夜はこの辺に泊まりたいからどうにかして午後4時までにみんなを無事にここまで連れて行くんだよ。」と大人のリーダーに言われるだけでした。ハイクの途中間違えて LOD が違う方向に行ったとしても、大人たちは何も言いません。責任は全部その日のLODのもの。どこで休むか、どこで水を川から汲んだら良いかも全部LOD が決めます。私が初めて LOD だった時は、地図に書いてある様々な川が乾いてしまっていたため、水を汲もうと思っていた場所が使えず、計画していたことが台無しになってしまいました。でも神様は力と知恵を与えてくださったため, 無事皆をリードすることが出来ました。

ハイキングの他に、一日  “solo experience” と言う物も体験しました。それは、断食しながら24時間森の中で全く一人で過ごす時でした。皆それぞれ離れた場所で、寝袋、聖書、雨具、そしてテント代わりのビニールだけを持ち、祈ったりデボーションをしました。その間、たぶん聖書を半分ぐらいを読むことが出来たと思います。でも、長い間何も食べていなかったのでめまいがして、気分が悪くなってしまい、日が暮れる前に笛を吹いてリーダーに助けを求めました。でもそんなついらい思いをしても本当に恵まれた時が持てました。毎日の生活の中でどれだけの物が与えられているか、どんなに神様は私たちのことを愛してくださってこの地球を創造してくれたかが改めて分かりました。そして、鳥と虫の声以外完全に静かな場所にいたため、聖霊様が風となり、私の心に優しく「愛しているよ」と語ってくれるのを感じることが出来ました。人生の中で一番平和で落ち着いた時が持てました。

でも、一番神様の奇跡を体験したのは、2回目にLOD になった日でした。その日は突然 「今日は生徒だけの日です。僕らリーダー達は明日の夜までいなくなります。」と言われてしまい、頭の中では 何-?? と少しパニックしましたが、パートナーのクレッグが、「大丈夫だよ。地図とコンパスもあるし、僕ら二人なら出来るよ」と励ましの言葉をくれました。最初の内は皆のんきで、平らな道を歩きながら、「何だ、この位だっだらリーダーたちなんて要らないね!」、と言っていたのすが、道が狭くなり崖のような所を歩いている間に、何と3箇所も蜂の巣に出会ってしまいました。初めの2回は、皆1~2箇所刺されたのですが、3回目は、運悪く、蜂は私の所だけに来て、何十匹の蜂が映画のように私を襲ってきました。走ろうとしたけれど、シャツの中に入るは、長ズボンの中にも来るし、何十箇所も刺されてしまいました。しかし、今いる崖の所からリーダー達に助けを求めてもどうにも出来ないので、とにかく日が暮れるまでに普通の道路の所まで行かなければならない、と思い、頑張ってクレッグと一緒に先頭を歩きました。その間、皆は心配して、私の荷物を分け合って持ってくれました。暗くなった後リーダー達に電話し、夜中に来てもらいましたが、私はその時、本当に具合が悪くなってしまい、もうこれでこのままここで死んでしまうのかと思ったほどでした。それに気がついてくれたケイトは、夜中中2時間おきに私がまだ呼吸をして生きているかどうか起してくれました。そして翌朝まだ疲れて気分が悪かった私を皆寝せてくれて、クレッグとケイトはチェックしに来たり、ご飯を持ってきてくれました。

本当にその日は神様に守られたと思います。沢山の蜂に襲われ、森の中で何も治療をしなくても助かったのは、神様が守ってくれたとしか考えられません。そしてまた、神様は素晴らしい仲間達を与えてくれたと思っています。参加した生徒は6人だけでしたけれど、初めて出会ったこの仲間に一人一人違う面で助けてもらい、励まされました。皆神様に特別選ばれた子達のようでした。その日だけではありません。この旅の間、ずっと神様に守られて愛されました。何よりも、体が小さな私が25kg 以上のbackpackを背負いながらずっとハイキングを出来たことは、自分の力ではなく、神様が私を通して働いてくださっていたからです。この旅の間中、私を支えた聖書のみことばは、
「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲の様に翼をかって登ることが出来る。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」― イザヤ書 40:31-でした。
そして、教会の人たちや家族が毎日この旅のために一生懸命祈っていてくださっていたのも大きな力になったと思います。本当に祈りの素晴らしい力とそれを聞いてくださった神様は、今も生きて私を支えてくれているんだと感じました。
最後に私が好きなクリスチャンシンガーの歌(旅の間、心の中で歌っていました)を紹介します。

“When I call on Jesus, all things are possible. I can mount on wings like eagles and soar. When I call on Jesus, mountains are gonna fall. “Cause He’ll move heaven and earth to come rescue me when I call.” -Nicole C. Mullen

本当に神様、そして皆様の祈りに感謝します。

(礼拝で英語通訳のご奉仕を努められ、 今回お証を書いて下さった市ノ渡真奈姉はメサイア・カレッジ入学のため、 ペンシルバニア州グランダムに引っ越されました。 姉の新しい歩みのためにお祈り下さい。)

月報2005年9月号より