<牧師室より>2023年1月号「光に照らされて輝く」

明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いします。

2022年はガラテヤ人への手紙5章13節「兄弟たちよ。あなたがたが召されたのは、実に、自由を得るためである。ただ、その自由を、肉の働く機会としないで、愛をもって互に仕えなさい」という言葉を頂いて、歩んできました。

多くの困難や閉ざされた道などもありましたが、そのような中でも、皆さんのお祈りに支えられて、神様が与えてくださる平安と喜びの中に歩むことができました。心から感謝します。

教会としてもっともっと地域社会とつながりをもって外向きの働きができればと思っておりましたが、大きな進展はありませんでした。そんな中でも、弱さや痛みを抱えたお互いのために祈り合い、支え合う中で、聖書の言葉通り、与えられた自由を仕えるために用いておられる方々の姿に励まされています。

「主とその御力を尋ね求めよ。絶えず御顔を慕い求めよ。」詩篇105篇4節

2023年のために祈っている時に与えられた聖書の言葉です。

たとえ、私たちが今までよりも積極的に社会の中に出ていくことができたとしても、もしも、私たちの顔が死んでいたならば、もしも、私たちが単なる義務感で、しょうがなくやっている、というのが見え見えだったら、それに何の意味があるのでしょうか?社会に出て行くときに、人々に仕えていくときに、私たち自身の心の状態がどんな状態であるかが問われてくるのです。

聖書の中に出てくるモーセという人は、神と語り合ったがゆえに顔が輝いていたと書かれています。私たちも、神の輝きに照らされて、そして、私たち自身が輝きにあふれて歩んでいく時こと、それが私たちが出て行くときに必要なことだと思わされています。

新しい年も、続けて私たちがこの地域社会の中で、特に日本語を使う方々の社会の中で果たしていく役割が何であるかを求めていこうと思います。更に一歩外に出て、人々に仕えていく教会となることができるように、まず、私たちの顔が神様の光に照らされて輝くものとなりますように!

2022年12月号<牧師室より>「クリスマスの平和」

2022年も早くも12月になり、街はクリスマスの装いになりました。今年のクリスマス、皆さんはどのような思いで迎えようとしておられるでしょうか?

今年はロシアがウクライナに侵攻するというニュースがあり、今も戦いが続いています。例年以上に平和を祈るクリスマスを迎えられる方も多いのではないでしょうか。

実は、「平和」はクリスマスの大切なメッセージの一つです。聖書の中にこのような言葉があります。

ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。その主権は増し加わり、その平和は限りなく、ダビデの王座に就いて、その王国を治め、さばきと正義によってこれを堅く立て、これを支える。今よりとこしえまで。万軍の主の熱心がこれを成し遂げる。

イザヤ書 9章6~7節

これは、イザヤという預言者が救い主の誕生を預言した言葉です。その救い主は「平和の君」と呼ばれる、そして、その救い主による平和が限りなく続く、と約束されているのです。

そして、それから700年後、最初のクリスマス、イエスが生まれた夜に、天使たちはこのように歌いました。

「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」

ルカの福音書 2章14節

アメリカで道を走っている時に時々目にする「Peace On Earth」という言葉はここから来ているのですね。

イエスは平和をもたらすために来られました。そして、神は今も私たちの平和を願い、私たちに平和を与えようとしておられるのです。この時に「平和」が何を意味しているのかにちょっと注意しないといけません。日本語・英語を含めてほとんどの言葉で、「平和」は「穏やかなこと」「争いのないこと」「波風が立っていないこと」を意味しています。戦争と戦争との間の争いがない期間のことを「平和」と呼んだ人々もいました。しかし、旧約聖書が書かれ、また新約聖書でもその背景となっているヘブル語では、「平和」は「シャローム」といって、命と自由にあふれた状態を指すと言われています。ただ、争いがない、強い者の横暴さの中で、みんなが我慢して成立しているような平和ではなく、本当に一人一人が喜びに満ち、感謝にあふれて歩むような平和を指しているのです。神は、クリスマスにお生まれになったイエスを通して私たちに与えようとしている平和はこれです。私たちの内側を喜びと命、自由と力に満たし、それによって、私たちが周りの人々との間に平和を作り出していくことができるようにしてくださるのです。

今年のクリスマス、私たちが世界の平和を祈ると共に、神様の力を頂いて、まずは自分の周りの人々との間に「波風が立たない」状態を超えた本当の平和を作り出していくことができますように。

「証し」

主の御名を賛美いたします。

 2021年夏、私たち家族は日本へ本帰国をしました。約8年ぶりの日本での生活です。皆さまにお祈りをしていただき、ありがとうございます。

 帰国してすぐは、新生活に向けて一からの準備で忙しい日々を送っており、準備が落ち着いたら、礼拝へ行こうと考えておりました。1ヶ月過ぎ、少しづつ生活が落ち着いてきたので、そろそろ日曜日に礼拝へ…と思い、主人に話したところ、日曜日、私は家族と過ごし、教会へはもう行かないと思ったそうです!キリスト者の生活の中心は礼拝である、わかっていましたが行動で示していなかったのです。このことを機会に、教会の礼拝を守ることを第一にして生活を送ることを目標にしました。

 今年の初夏、日本に一時帰国をしている姉妹(教会ではお互いのことを神の家族として、「兄弟姉妹」と呼ぶことがあります)から一緒に礼拝をお捧げしませんかと連絡をいただきました。NJ日本語キリスト教会で大変お世話になった方です。大変嬉しかったです。主の恵みに感謝です。

 礼拝を喜んで守るものには祝福されるという神様の約束を信じ、これからもキリスト者として信仰生活を守っていきたいと祈っています。

 日本の生活も少しずつ落ち着いてきたころ、予想していなかった出来事がありました。義母の死と実母の介護です。

 義母は、体調を崩し総合病院へ受診、そのまま入院、数日後亡くなりました。あっという間の出来事でした。私たち家族の本帰国を誰よりも楽しみにし、孫の成長をこれから近くで見ることができると喜んでいました。今も義母の笑顔の写真を見るたびに何故?という思いが消えず、悲しみの中におります。

 そして、実母の介護です。ついこの間まで元気に一人で生活できていましたが、転倒が多くなり、気づいたら歩行困難になっていました。総合病院にて腰の手術を提案され入院しましたが体調を崩し、手術は見送りになりました。やっと体調が整いましたが、主治医から手術するタイミングを逃してしまった、手術しても改善されないと、今度は施設での車椅子生活を提案されました。

わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、
あなたがたの道は、わたしの道と異なるからだ。
ー主のことばー
天が地よりも高いように、
わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、
わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。 イザヤ書55:8−9

 私たちが考えても理解できないことが現実にあります。義母との突然の別れがそうです。また、私たちが予定していた通りには計画はすすみません。実母は手術して少しでも歩けるようにと願っていたのに、手術ができなくなり、施設での車椅子生活を提案されました。しかし、実母は以前と変わらず退院後一人暮らしを強く希望したため、介護生活に向けてケアマネジャーさんたちと相談を繰り返しました。やっと決まって安心したと思ったら、変更になることも数回続きました。住宅改修など大きな決断をしなければならず、その変更が何度も続くと、さすがに心も身体も疲れを感じてきました。

 そんな時に、このみことばから、慰めと励ましをいただきました。神様のみ思いと私たちのみ思いは異なる。そのことを受け入れる。神様に委ね、神様を信じて共に歩ませていただく。私たちの想像をはるかに超えた神様のみわざを信じたいと祈っています。

 その後の実母は、入院中リハビリに一生懸命に取り組み、退院後、介護サービスを利用し、多くの方々に支えられ、転倒することなく一人で生活をしております。神様が多くの助け手を与えてくださり、実母の生活を守ってくださっています。感謝です。

 安中聖書教会に導かれ、現在、転入会に向けて牧師先生と共に学びの時が与えられています。

 今住んでいる所から車で30分ほどのところに安中聖書教会はあります。群馬県は山々に囲まれている県で、小さい頃から山を見ることには慣れ親しんでいますが、教会に向かう時に目の前に広がる山々は本当に素晴らしいです。毎回、教会へ向かうたびに、この景色に感動し、天地のつくり主である主の恵みに感謝を覚え、礼拝を大切にしたいと思います。

 NJ日本語キリスト教会に主の豊かな祝福がございますように、多くの方が導かれますように日本からお祈りしています。アーメン

私の好きな絵シリーズ 「ウォルト・ディズニーの世界に魅せられて!!」

今月は、ディズニーワールドをこよなく愛すTさんが、その世界の奥深さを紹介して下さいました。

だれもが一度は行ったことのあるディズニーランド。物語やキャラクター、アニメ、映画は身の回りにあふれています。Tさんも幼いころから、「ディズニーのものは殆ど」と言うほど見て育ったそうです。そして、そのディズニー愛は、お子さんたちにもしっかり伝わっているようですね。今日は、クロッキーのモデルとなるたくさんの可愛いぬいぐるみを持ってきてくださいました。

 

国際的な大企業に発展したウォルトディズニーカンパニは、画才も商才もあるディズニー兄弟の共同で設立された会社です。

 

 

キャラクターがウサギからねずみに生まれ変わった秘話は、ディズニーワールドが「遊びに来てくれる人達を心から楽しませてくれる場所」であることの出発点のようなものでした。このねずみのキャラクター”ミッキー”は、天才アニメーター、アブ・アイワークスによるデザインだそうです。

 

 

可愛いぬいぐるみを色々な角度から書く練習です。

 

ご夫婦で何やら相談?

 

プロの画家がモデルを見るシビアな視線!今日の後半は人物像、モデルはぬいぐるみを持った錦織先生です。

 

 

Zoomで参加の方の作品をみる先生二人。錦織先生に似ているかな。

 

 

 

聖書のお話  :  錦織牧師 

今年ももう来週、サンクスギビングですね。

聖書の中にこんな言葉があります。

いつも喜んでいなさい。
絶えず祈りなさい。
すべてのことにおいて感謝しなさい。

テサロニケ人への手紙第一51618

アメリカのサンクスギビングは、大西洋を渡ってきた100人ほどの人々が厳しい航海と、厳しい冬を越えて、半分くらいの人々が亡くなる中で、翌年、原住民の助けも得て、豊かな収穫を得て、神様と原住民に感謝をしてお祝いしたのが始まりだと言われます。

私たちが歩んでいる中で、困難があるけれども、周りの人や神様に感謝することが大切です。

そして、すべてのことを感謝しなさい、とありますが、その「すべてのこと」について、ただ、「すべてに感謝しています」ではなく、一つ一つ、具体的に思い巡らせていくことが大切です。

今年もサンクスギビングの時、楽しい一時を過ごされると思いますが、その中で、感謝すべきこと、具体的に思い出して、具体的に感謝を表してみてください。

以上