記憶にないほどの暖冬だった今年の冬。ほとんど雪が積もることもありませんでしたね。このまま春になるのかなあ、と思うと、嬉しいような、物足りないような、複雑な気持ちになりますね。しかし、今、世界の脅威になっている新型コロナウィルスの感染拡大は、この暖冬の影響で少しはましなのかもしれないと思わされています。少なくとも、気持ちがふさぎ込みそうになるこのニュースの中で、暖かさの中での春の日差しは私たちにとって大きな励ましです。

教会は2月26日のAsh Wednesdayから4月12日のイースターまで、イエスの十字架での苦しみに目を注ぎ、自らの歩みを省みて過ごすレント(Lent)の時を過ごしています。ニュージャージー日本語キリスト教会では、毎年、レントの期間中「レント集会」という名前で、学び会を持ってきました。
今年のテーマは「苦難の中でのイエスの祈り」で準備してきました。イエスは、いつも父なる神に祈り、そこで力を受けて、歩んでいました。それが力の源でした。特に、十字架への道、苦しみの道を歩んでいくときには、どれほど、それが大切であっただろうかと思います。いや、それがなかったら、どうにも耐えられなかったのではないだろうかと思います。

「祈り」というと「困ったときの神頼み」のように、「大変な時に、自分で何もしないで神に頼る」「なんだか無責任」という印象を持たれる方がおられるかもしれません。しかし、それは違います。祈りは、神様と共に過ごす時間、神様から力をもらう時です。祈りによって、神様から力を頂いて、私たちは勇気をもって、問題に取り組んでいくことができるのです。神様の導きをいただいて、前進していくことができるのです。少なくともイエスはそうでした。そして、イエスは、私たちを、同じように神様から力を頂いて歩んでいくための祈りに招いておられます。この世界を襲っている困難の中で、私たちは「困った時の神頼み」のためにではなく、神様から力を頂いて立ち上がるために、祈ろうではありませんか。

「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。 そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」(ピリピ4:6-7)

今年のレント集会は、残念ながら、この新型コロナウィルスの感染拡大の懸念から中止になりました。しかし、もともと学んでいく予定だったことを、このページに1週間に1回アップしていきます。ぜひ、ご訪問ください。共に聖書に聞き、共に祈っていきましょう。
http://njotenki.blogspot.com